【11月9日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)第13戦ヨーロッパGPは25日、MotoGPクラス決勝が行われ、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のジョアン・ミル(Joan Mir、スペイン)が同クラス初優勝。ライバルであるペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が開幕ラップでクラッシュしたこともあり、総合優勝に前進した。

 ミルは2位に入ったアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)と共に、スズキに38年ぶりのワンツーフィニッシュをもたらし、残りわずか2戦でクアルタラロとの差を37ポイントに広げた。

 クアルタラロはクラッシュ後にレースへ復帰して14位でフィニッシュしたが、総合争いで致命傷になりかねないレースとなった。合計ポイントは125点でリンスに並ばれ、162点に伸ばした首位ミルとは大きな差がついている。

 2017年のMoto3で年間王者に輝いている23歳のミルは、「すごくうれしいよ。自分に足りていなかったのがこの1勝で、それが完璧なタイミングで来てくれた」と話した。

 今季のMotoGPクラスは、ここまでの12戦で9人の選手がトップチェッカーを受けており、クラス初優勝を飾るのはミルが今季5人目となった。

 ミルは次週、同じバレンシア・サーキット(Circuit de la Comunitat Valenciana Ricardo Tormo)で行われるバレンシアGPで表彰台に入れば総合優勝が決まり、けがで不在のレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)の覇権には4年で終止符が打たれる。

 LCRホンダ・イデミツ(LCR Honda IDEMITSU)の中上貴晶(Takaaki Nakagami)が4位に入った。(c)AFP