【11月9日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは8日、第8節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のPK失敗に助けられ、マンチェスター・シティ(Manchester City)と1-1で引き分けた。リバプールが敵地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で勝ち点1を挙げるのは、4シーズンぶりとなった。

 好調な出足を見せたリバプールは13分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)のPKで先制。シティはガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)のゴールで同点としたものの、42分にデ・ブルイネがPKで枠をとらえることができなかった。

 直近3シーズンのリーグタイトルを占拠している両チームが勝ち点を分け合ったことで、リバプールは首位と勝ち点1差の3位となり、一方のシティは消化試合数が一つ少ないものの、そこからさらに5ポイント差の10位につけている。

 リバプールが30年ぶりのリーグ優勝を果たした直後の7月に行われた前回のシティ戦に0-4で完敗したリバプールは、前回の無念を晴らすべくこの一戦に臨んでいた。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督とシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は試合後、交代枠5人制を導入することの正当性を共に後押しした。交代枠5人制はプレミアリーグでも昨シーズン終了時まで認められていたが、交代人数の上限は今季から再びが3人に変更されている。

 試合後にクロップ監督とかわした会話の内容について問われたグアルディオラ監督は、「交代枠5人制について何度も何度も挑戦しなければならないということを話し合った」とコメントした。

「世界中で交代枠5人制が採用されているが、ここは3選手しか交代できない特殊なリーグだと確信している。われわれは選手を保護していない」

 トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)をけがで失ったクロップ監督も、この件に関する「リーダーシップが欠如している」として、プレミアリーグのリチャード・マスターズ(Richard Masters)最高経営責任者(CEO)を批判。「それ(5人交代制)はアドバンテージではなく、必要不可欠なことだ」と付け加えた。(c)AFP