【11月8日 AFP】米大統領選で当選確実が伝えられたジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の政権で米国が失ったものの多くを取り戻そうとしている。国民の統合、責任、共感もそうだが、ホワイトハウス(White House)で暮らす犬の存在もその一つだ。

 バイデン氏は、2頭のジャーマンシェパードを飼っている。名前はチャンプ(Champ)とメジャー(Major)だ。

 バイデン氏一家は2008年からチャンプを飼っている。2018年には動物保護施設にいたメジャーの里親になって引き取った。

 ホワイトハウスの芝生の上で匂いを嗅ぎ回る犬の姿は、米国では昔からなじみの光景だった。

 バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領は、ポルトガル・ウォーター・ドッグのボー(Bo)の口をからかうようにつかんでいた。ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)元大統領は、スコティッシュテリアのバーニー(Barney)を、ビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領は、こげ茶色のラブラドルレトリバーのバディー(Buddy)を飼っていた。

 だが、極度の潔癖症で知られるトランプ氏は、過去100年の歴代大統領の中で初めて犬を飼っていなかった。

 バイデン陣営は、保護施設から引き取られた犬がホワイトハウスで暮らすのはメジャーが初めてだと話している。(c)AFP