【11月8日 Xinhua News】中国上海市で5日に始まった第3回中国国際輸入博覧会で、花王グループは「ファインファイバー技術」を応用した製品をメーキャップ領域へと広げ、展示している。このメーキャップ化粧品を重ねづけできる「第2の皮膚」は、輸入博と日本で世界同時発表された。

 ディフューザーで極細繊維を直接吹き付けることで肌表面に極薄膜が形成される。この「新たな皮膚」は、夜の就寝中に肌の潤いをキープするだけでなく、ベースメークを施した際もシミを美しくカバーしてくれる。

 同グループアジア地区の西口徹総裁は「中国は常に花王の最も重要な海外市場であり、巨大な将来性を秘めているため、さらに開拓していく決心は揺るがない」と表明した。

 西口氏は「新型コロナウイルス感染症の流行で人々の生活は大きく変わり、衛生意識が全面的に向上するとともに清潔・衛生関連製品の需要も増加した」と説明。同グループは関連製品の開発を加速させ、さらに価値の高い製品を消費者に届けていくと述べた。

 また「中国のますます開放される政策と市場に称賛と期待を表明する」と述べ、花王はこれからも最先端の商品を中国市場に導入すると同時に、中国研究開発センターと工場を通じ、一貫して市場に適した高品質製品を開発・生産していくとの考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News