【11月8日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)宿遷市(Suqian)公安局の李笑梅(Li Xiaomei)副局長はこのほど、日本のコンデンサーメーカー、ニチコンの子会社「尼吉康電子(宿遷)」の董事長を務める日本人の南出智嗣氏に「外国人永久居留証」を発行し、直接手渡した。

 南出氏は同市公安機関出入境管理部門の「居留証配達サービス」に感謝の意を表し、中国政府の新型コロナウイルス予防抑制措置を高く評価した。同氏によると、同社は市委員会や市政府の協力の下、2月10日に操業を再開。受注は順調で、利益が前年同期の約2・5倍に伸びた。

 出入境管理部門の責任者によると、外国人永久居留証は、中国の永久居留資格を持つ外国人が中国に居留する際の公的身分証で、取得者は医療保障など現地のさまざまな社会保障を受けられる。

 尼吉康電子(宿遷)の第1期プロジェクトは、主に導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサーの生産で、投資総額は2億ドル(1ドル=約104円)、同市の日本企業による投資プロジェクトとしては最大となる。(c)Xinhua News/AFPBB News