【11月7日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は6日、太ももをけがしている同国代表ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がW杯カタール大会(2022 World Cup)南米予選のベネズエラ戦を欠場するものの、ウルグアイ戦への出場を見込んでチームに帯同すると発表した。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマールは、先月28日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のイスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)戦で大腿(だいたい)部の筋肉を負傷した。

 クラブは国際試合週間明けまでネイマールが戦線離脱すると発表し、チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督もその間に同選手が代表チームでプレーすべきだとは思わないと語っていた。

 しかしながらCBFは代表チームの医師の話として、「1週間の集中治療をして、2試合目(ウルグアイ戦)に向けた回復は可能だと信じている」と発表。CBFは5日に、ネイマールを招集予定である旨をPSG側へ伝えたという。

 代表チームのコーディネーターを務めるジュニーニョ・パウリスタ(Juninho Paulista)氏は「クラブがけがを心配していることは知っているが、われわれは彼の状態をしっかりと注視することを保証した」とし、さらにはチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督が、PSGのスポーティング・ディレクター(SD)を務めるレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)氏に対し、「選手の健康を危険にさらすようなことはしない」と「明確に伝えた」と述べた。

 カタールW杯予選で現在アルゼンチンと並び首位に立つブラジルは、13日にベネズエラをホームに迎え、17日にはウルグアイの敵地モンテビデオに乗り込む。(c)AFP