【11月7日 AFP】米大統領選で2期目を目指すドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は6日、優勢が伝えられている民主党の対立候補、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は「不当に勝利宣言すべきではない」とツイッター(Twitter)に書き込んだ。

【写真】米大統領選、現職敗北は戦後3人のみ

 1億6000万人という記録的な数の有権者が投票した今回の選挙。投票日から3日たってもまだ勝敗は決まっていない。

 しかし、重要州の開票結果が徐々に明らかになるにつれて、バイデン氏がトランプ氏を1期のみの大統領に終わらせることが次第にはっきりしつつある。バイデン氏はアリゾナ、ネバダ両州で優勢となっている。共和党の地盤だったにもかかわらずバイデン氏がわずかなリードで勝利まであと一歩に迫ったジョージア州では、当局が票を再集計する方針を発表した。

 選挙人の数が多いペンシルベニア州では、開票作業が最終盤に入ってからもバイデン氏のリードはしっかりと拡大している。6日夜の時点でバイデン氏の得票数はトランプ氏より約2万票多いが、この票差では再集計の可能性もある。

 仮にバイデン氏がペンシルベニアで勝利すると、バイデン氏の当選が決まる。

 バイデン氏が地元デラウェア州ウィルミントン(Wilmington)で演説すると伝えられると、勝利宣言するのではないかとの臆測が飛び交った。しかし米テレビネットワークはまだバイデン氏に当確を出してはおらず、バイデン氏はより控えめな内容の演説をする可能性もある。(c)AFP/Sebastian Smith