【11月9日 Xinhua News】中国タクラマカン砂漠の北端に位置する中国石油化工集団(Sinopec、シノペック)塔河油田のある集油所はこのところ、毎日夜9時過ぎに変わったお客を迎えている。

 お客の正体は子ギツネで、1カ月前に突然、同油田の第一採油工場西達里亜集油所の庭に現れた。

 痩せて弱った子ギツネの様子を目にした集油所の職員は毎日、栄養たっぷりの夕食を用意して子ギツネがエネルギーを補給しにやって来るのを待っていた。

 子ギツネの「来訪」が続くと職員との間に親しみが生まれ、やがて子ギツネは毎日決まった時間に「食事」に現れるようになった。

 塔河油田は新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)バインゴリン・モンゴル自治州内にある。ここ数年、地元の生態環境は継続的に改善し、野生動物の個体数と種類も増加を続けている。(c)Xinhua News/AFPBB News