戦闘続くナゴルノ、砲撃で民間人3人死亡 アルメニア発表
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【11月6日 AFP】戦闘が続いているアルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)で6日、アゼルバイジャン軍の砲撃により民間人3人が死亡した。アルメニア側が発表した。
現場は、主要都市ステパナケルト(Stepanakert)。アルメニア国防省の報道官は「ロケットが住宅に当たり、民間人3人が死亡した」と発表した。
1990年代のソ連崩壊時に起きた紛争以降、ナゴルノカラバフはアルメニア系住民が実効支配してきた。アゼルバイジャンは同地の奪還を目指す意向を繰り返し表明している。
今年9月下旬に始まった激しい戦闘により、死者は民間人を含めて1000人超とされているが、実際の人的被害はさらに大きいとみられている。
同報道官は先に、戦略上の要衝であるアルメニアのシュシャ(Shusha)も砲撃の対象となっていると述べていた。同地への攻撃で、有名な大聖堂が損壊し、ジャーナリスト数人が負傷した。
ナゴルノカラバフをめぐる紛争解決を目指す欧州安保協力機構(OSCE)ミンスクグループ(Minsk Group)の共同議長を務めるロシア、米国、フランスの3か国は、双方の対話再開を目指して停戦を仲介しようとしているが、長期的な解決策を見いだすに至る影響力を発揮できないまま、現地の軍事衝突は続いている。(c)AFP