【11月8日 CGTN Japanese】広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)柳州の名物料理「螺螄粉(ロースーフェン/タニシ・ビーフン)」が全国で人気が出るにつれ、「臭いソムリエ」が新しい職業として誕生し、その年収が50万元(約800万円)にも上るということです。

 タニシ・ビーフンの味のポイントは、酸筍(サンスン)というタケノコの漬物です。そのため、酸筍(サンスン)の臭いを嗅ぎ分けることが非常に大切な作業とされています。「臭いソムリエ」の仕事は、酸筍(サンスン)を嗅いで、その臭いで漬かり具合を判断して記録することです。至ってシンプルな作業ですが、一人のソムリエが一日に嗅ぐ酸筍(サンスン)の量はなんと300トンだそうです。

 なお、「臭いソムリエ」は、酸筍(サンスン)など食べ物のほかに、腐った卵やカビ臭、トイレ、そして異臭など、普通には耐えられないような臭いを嗅ぎ分けるのも重要な仕事の一部です。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News