【11月6日 AFP】ニュージーランドの選挙管理委員会は6日、先月の総選挙に合わせて実施された国民投票の結果、嗜好(しこう)用大麻の合法化については反対50.7%、賛成48.4%の僅差で否決されたと発表した。

 安楽死の合法化の是非をめぐる2回目の国民投票の正式結果も発表され、賛成65.1%、反対33.7%で、圧倒的な支持が国民の間にあることが確認された。

 ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相はどちらの争点についても賛成しているが、投票結果を尊重すると約束しており、在任中に大麻合法化が再び議題となることはなさそうだ。

 ただ、大麻合法化の否決も僅差だったことから、合法化賛成派は勢いづくとみられている。賛成派は、現行法では取り締まり対象が先住民マオリなど社会的に不利な立場にある人々に偏っていると主張している。(c)AFP