【11月5日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)黔西南(Qianxinan)プイ族ミャオ族自治州望謨県(Wangmo)の中部に位置する新屯村には伝統音楽を守る古楽隊がある。平均年齢は70歳を超えており、最高齢は83歳。

 古楽隊の隊長、班向松(Ban Xiangsong)さんは「メンバーは現在20人、プイ族文化の継承と普及を目的に結成した」と紹介した。

 古楽隊は地元を訪れた観光客に向けてプイ族の伝統音楽「八音坐唱」を披露している。班さんによると、メンバーは1回の演奏で50~100元(1元=約16円)の収入が得られるという。

「八音坐唱」はプイ族に昔から伝わる「語り歌い」形式で進行し、演奏には揚琴や月琴、ひょうたん笛、二胡、横笛など8種類の民族楽器が使われる。「プイ族八音坐唱」は2006年、中国の第1次国家級無形文化遺産リストに登録された。(c)Xinhua News/AFPBB News