【11月5日 Xinhua News】中国の養豚大手、新希望六和がこのほど発表した2020年第3四半期(7~9月)決算報告によると、第1~3四半期(1~9月)の純利益は前年同期比65・5%増の50億8500万元(1元=約16円)、売上高は31・4%増の747億8800万元で、うち7~9月の売上高は39・2%増の300億9200万元だった。

 同社が発表した第1~3四半期業績予想によると、生体豚の販売価格と販売頭数の増加が大幅増益の主な原因だとみられる。アフリカ豚コレラの流行を受けて中国の生体豚市場は深刻な供給不足に陥り、販売価格が前年同期比で大幅に上昇した。また、同社の生体豚出荷頭数は前年同期を大きく上回り、1~9月の販売頭数は83・1%増の433万7600頭となった。

 同社は飼料・食品メーカーの新希望集団子会社で、食品と現代的農業分野に注力する。農業産業化に向けた国家級重点リーディングカンパニーの最初の認定企業の一つでもあり、事業範囲は飼料や飼育、肉製品、金融・投資など全産業チェーンに及ぶ。また、中国やベトナム、フィリピン、エジプトなど20近くの国・地域で事業を展開している。(c)Xinhua News/AFPBB News