【11月4日 AFP】新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を阻止するため、イタリアのジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相は、5日午後10時(日本時間6日午前6時)から全国で夜間外出禁止とする法令に署名した。報道各社が報じた。

 外出制限は全国一律で、午後10時から翌午前5時まで課される。

 報道によると、夜間外出禁止令に加えて、同国の全20州を赤、オレンジ、緑の3段階に区分し、赤の州で最も厳しい制限措置を講じるという。

 コンテ政権は州ごとの規制を行うことで、フランスやアイルランド、英イングランドで導入された全土でのロックダウン(都市封鎖)を回避したい考えだ。

 イタリアの複数の都市では先週、これまでに発表されたバーやレストランの営業規制などに抗議するデモが起きた。デモは小規模だったが、暴力沙汰に発展することもあった。(c)AFP