【11月4日 AFP】米大統領選で、3日の投票日前に投票を済ませた人が過去最高の1億20万人余りとなったことが、フロリダ大学(University of Florida)の米選挙プロジェクト(US Elections Project)の集計により明らかになった。背景には新型コロナウイルスの流行がある。

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 同プロジェクトによると、郵便や投票箱、投票所を利用した期日前投票で投じられた票は、2016年大統領選の投票総数の72%超に相当。テキサス、ハワイ、ワシントン、モンタナの4州では、期日前投票の数が2016年の票の総数を上回った。

 米選挙支援委員会(US Election Assistance Commission)によれば、2016年の大統領選で期日前投票を行った人の数は約5700万人だった。

 今回の選挙では、混み合った投票所で新型ウイルスの感染が広がることに対する懸念から、全米で郵便投票の利用が拡大。期日前投票を行った1億20万人以上のうち、6450万人超が郵便投票を選んだ。

 ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンなど一部の激戦州では、郵便投票の集計が選挙日当日になってから行われるため、最終結果が出るまで数日かかる恐れが出ている。(c)AFP