【11月4日 AFP】アルジェリア大統領府は3日、アブデルマジド・テブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領(74)が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。テブン氏は側近らの感染が判明した後、先週ドイツの病院に入院。以降、その容体をめぐり臆測が飛び交っていた。

 大統領府の発表によると、テブン氏は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患(りかん)後、ドイツの専門病院で治療を継続」している。「大統領は治療に反応を示し徐々に回復しており、医療チームは安心している」という。テブン氏は愛煙家として知られている。

 側近らが新型ウイルスに感染したとの報道を受け、テブン氏は数日間の自主隔離生活に入った後、先週、首都アルジェの病院からドイツの病院に移送された。

 人口約4400万人のアルジェリアではここ数週間で新型コロナウイルスの感染が再び拡大。国営メディアによると3日の新規感染者は405人、死者は9人となった。(c)AFP