【11月3日 AFP】(更新)オーストリアの首都ウィーンで2日に発生した銃撃事件で、内相は翌3日、警察が射殺した実行犯の一人は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を支持していた北マケドニアとオーストリアの二重国籍者で、シリアへの渡航を企図して有罪と認められていた人物だったと発表した。

 カール・ネハンマー(Karl Nehammer)内相がオーストリア通信(APA)に明かしたところによると、死亡した同容疑者(20)は、昨年4月にはテロ関連の罪で有罪判決を受けていたという。

 内務省によると、今回の銃撃で男性2人と女性2人が死亡。14人が負傷し、うち6人が重傷だという。警察も、警察官1人が負傷したと発表している。他にも容疑者がいる恐れがあるとして、捜索が続いている。

 セバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)首相は「吐き気を催すようなテロ攻撃」だと断じた。同国は、3日間の喪に服している。

 武装集団は2日夜、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)や世界的に有名なオペラ座付近などで銃撃に及んだ。

 新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が再導入されるわずか数時間前で、外出制限前の最後の夜を楽しもうと、大勢の市民がバーやレストランを訪れていた。

 オーストリアではこれまで、フランスなど他の欧州諸国で続いているような襲撃は起きていなかった。今回の事件を受けて、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領をはじめ、世界各国の首脳から連帯を示す声が集まっている。(c)AFP/Jastinder KHERA