【11月5日 AFP】(更新)3日投開票された米大統領選は、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が前回制した中西部の激戦州ウィスコンシンで、民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)氏が勝利した。米メディアが報じた。

 CNNテレビのほか、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)がAP通信(Associated Press)の報道を伝える形でバイデン氏勝利を伝えた。同州の選挙人は10人で、バイデン氏が獲得した選挙人の総数は248人となった。勝利に必要な選挙人の数は270人。

 トランプ陣営はこれに先立ち、同州で「不備があったとの報告があり、結果の正当性に深刻な疑念が生じている」として、票の再集計を求める意向を表明していた。同州では開票率94%の時点で、バイデン氏が約2万票リードしている。

 同州では2012年、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領が7ポイントの差で勝利していたが、2016年の前回選挙ではヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が選挙集会を開かず、トランプ氏に1ポイント未満の差で敗れていた。(c)AFP