【11月3日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)」は2日、預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)を侮辱した人物は誰であろうと殺すよう同調者に呼び掛け、預言者の風刺画を発行する権利を擁護したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領への報復を示唆した。

 マクロン氏は先月、言論の自由を根拠に預言者ムハンマドの風刺画を発行する権利を擁護し、イスラム過激派の徹底的な取り締まりを開始。イスラム世界全体の激しい反発を呼んだ。

 AQMIは、「預言者ムハンマドを侮辱した者を殺すのは、イスラム教徒一人一人が持つ権利だ」「フランス製品の不買運動は義務だが、それでは不十分だ」と述べた。

 さらに、「預言者ムハンマドの侮辱に固執した」としてマクロン氏への報復を示唆した。(c)AFP