【11月4日 Xinhua News】中国上海市で10月28日に開かれた第2回華東無人機(ドローン)基地イノベーション発展フォーラムで、同市金山区の華東無人機基地を離島向け民用無人機飛行試験区として運用するプレート除幕が行われた。

 試験区の関係責任者によると、同基地は今後、無人機の耐空審査認定技術の研究と離島間の低空スマート輸送の2分野に重点を置き、無人機産業の体制・メカニズムや政策・法規などに関する政策を試行する。飛行データや検査・検証面で民間航空業をサポートするほか、無人機による離島間貨物輸送の大規模商業化を支援する。

 試験区の完成は、同市金山区の無人機産業の発展に新たな機会をもたらす。同区は今後、生鮮品を中心とするコールドチェーン(低温輸送網)物流センターの建設や文化・観光産業に注力することで、消費体験モデルの高度化を図る。無人機による商業物流の常態運用を基盤として、物流向け無人機の研究開発企業を誘致し、無人機産業生態圏の構築を目指す。(c)Xinhua News/AFPBB News