【11月2日 AFP】米グラミー賞(Grammy Awards)受賞歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga)さんは1日、大統領選で再選を目指すドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営からフラッキング(水圧破砕法による石油・天然ガスの採掘)に反対していることを非難され、ツイッター(Twitter)上で異例の小競り合いを繰り広げた。

 民主党候補のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は、ペンシルベニア州ピッツバーグ(Pittsburgh)で2日に行われるドライブイン形式の集会にガガさんが参加すると発表。同州は、3日の大統領選で勝敗を左右する激戦州となっている。

 トランプ陣営はこの発表をすかさず非難し、ティム・マートー(Tim Murtaugh)広報担当は「反フラッキング活動家のレディー・ガガと選挙運動を行うことほど、ジョー・バイデンがペンシルベニア州の忘れられた労働者を軽蔑していることをあらわにするものはない」とツイートした。

 これに対してガガさんは、「やあ、ティム。やあ、@realDonaldTrump(トランプ氏)。あなたたちの頭の中にただで居着くことができて私はとてもうれしい」とコメント。さらに、マートー氏が発表したガガさんの集会参加を非難する声明文の画像に、「LOL(大爆笑の意)」や「Vote Biden(バイデン氏に投票しよう)」と書かれたアニメーションステッカーを付けて投稿した。

 マートー氏は次に、ガガさんが約8200万人のフォロワーに自身の声明文を共有したことに感謝し、ペンシルベニア州の大勢の人がこれを見るよう望んでいるとツイート。さらに、特定のユーザーに向けて投稿できるツイッターのメンション機能に触れ、次回からは自分に向けて投稿するよう求めた。

 だがこれには、ガガさんへの愛を示したファンのコメントばかりが寄せられた。(c)AFP