【11月3日 People’s Daily】中国税関総署によると、今年第1~3四半期、中国のモノの貿易額は23兆1200億元(約361億円)で、前年同期比0.7%増となった。輸出が12兆7100億元(約198億円)で1.8%増、輸入が10兆4100億元(約163憶)で0.6%減だった。1~8月期に輸出の増加率がプラスになり、第1~3四半期には輸出入合計の増加率がプラスに転じた。

 税関総署の報道官で、統計分析司の李魁文(Li Kuiwen)司長は、新型コロナウイルス感染症の流行に対し、防疫対策と経済社会発展活動を統一的に進め、重大な成果を収めたと述べた。貿易も予想より明らかに好調だった。第1、第2、第3四半期の貿易増加率はそれぞれ、-6.5%、-0.2%、7.5%だった。第1四半期は大幅に減少したが、第2四半期は持ち直し、第3四半期は全面的に反騰した。

 李司長は第1~3四半期の貿易について次のような特徴があったと述べた。①輸出がかなりの粘り強さを示した。輸出は4月から連続6か月、増加率がプラスになった②輸入需要が穏やかに増加、これが輸入回復を支えた。第3四半期の輸入は3兆8800億元(約61億円)で前年同期比4.3%増だった③国際市場に占めるシェアが少し拡大した。1~7月期の中国の貿易額が世界の貿易額に占めるシェアは12.6%で、前年同期比1%増となった。

 主要な貿易相手との貿易は引き続き増加した。第1~3四半期、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、米国、日本、韓国との貿易額はそれぞれ、3兆3800億元(約53兆円)、3兆2300億元(約50兆円)、2億8200億元(約44兆円)、1兆6100億元(約25兆円)、1兆4500億元(約23兆円)で、増加率はそれぞれ、7.7%、2.9%、2%、1.4%、1.1%だった。最大の貿易相手であるASEANとの貿易額は全体の14.6%を占めた。

 中国と「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国との貿易額は6兆7500億元(約105兆円)で1.5%増。そのうち輸出が3兆8500億元(約60兆円)で2.8%増、輸入が2兆9000億元(約45兆円)で0.3%減。一部の主要貿易国との貿易額はかなり大幅に増えた。例えば、ベトナム、トルコ、ポーランド、タイとの貿易額の増加率はそれぞれ18.5%、17.1%、13%、10.9%だった。

 中国税関は各国・地域との認定事業者(AEO)の相互承認を全力で進めている。これまでにすでに、EUや日本、韓国など15の国・グループと相互承認で合意文書に署名した。対象となる国・地域は42となり、AEO制度を実施している国・地域の50%に当たる。この中には「一帯一路」沿線諸国が16か国含まれている。(c)People's Daily/AFPBB News