【11月2日 AFP】先日90歳で死去した英スコットランド出身の名優ショーン・コネリー(Sean Connery)さんが晩年、認知症を患っていたことが分かった。妻のミシュリーヌ・ルクブルン(Micheline Roquebrune)さん(91)が1日、明らかにした。

 人気スパイ映画「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンド(James Bond)役で知られるコネリーさんは、バハマの自宅で死去。多くの人が死を悼んだ。

 ルクブルンさんが英大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)に語ったところによると、コネリーさんは家族に見守られながら就寝中に安らかに亡くなった。

「彼は認知症で、その犠牲になった。彼は無用な騒ぎを起こすことなく静かにこの世を去るという、最後の願いをかなえた」「彼はこのところ、自分の考えを表現することができなかった」(ルクブルンさん)

 広報担当者によると、コネリーさんの葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会が行われる。(c)AFP