【11月1日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が31日、スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)への復帰のうわさを否定し、イングランドで成功したいという「意欲」は変わらないと強調した。

 グアルディオラ監督は2008年から2012年まで4年間率いたバルセロナで14個のタイトルを獲得し、クラブの栄光の歴史の中でも最も多くのトロフィーに彩られた指揮官となった。

 そのバルセロナは、前週にジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長がついに周囲の圧力に屈して辞任し、次期会長の有力候補の一人であるビクトル・フォント(Victor Font)氏は、グアルディオラ氏やその教え子のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏、カルレス・プジョル(Carles Puyol)氏といったクラブのレジェンドを呼び戻したいと話している。

 しかしグアルディオラ監督は、この日1-0で勝利したシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)戦の試合後、「もう何度も言ったが、バルセロナでの私の時間は終わった。人生には、一度きりにしておくべき物事があると思う」と話した。

「バルサを率いる可能性のある優秀な指導者が他にもいる。例えば今のロナルド・クーマン(Ronald Koeman)も卓越した監督だ」

 子どもの頃からのバルセロナファンであるグアルディオラ監督は、選手としても同クラブで輝かしいキャリアを築き、今もサポーターとして年間チケットを保有している。

 監督は「自分の座席へ戻って試合を観戦するよ。私はここで素晴らしく幸せだし、ここでうまくやりたいという意欲を持っている。それが一番重要だ」「バルセロナでは会長選がある。バルセロナという素晴らしいクラブを最高のレベルに保てる、適切な理事会を選んでほしいね」と話している。(c)AFP