【11月1日 AFP】英国で週明けから再導入される1か月間の都市封鎖(ロックダウン)に関して、一部のスポーツは無観客を条件に引き続き実施を認められることになった。

 英国ではボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相が31日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、11月5日から12月2日にかけて厳格な対策を再び導入すると発表。パブとレストランは持ち帰り料理の提供のみが認められ、生活に必須でない娯楽・遊興施設は閉鎖されることになった。

 しかし一部のスポーツは例外的に、引き続き無観客で実施される。オリバー・ダウデン(Oliver Dowden)デジタル・文化・メディア・スポーツ相はツイッター(Twitter)で「仕事での移動は許可される」「(全てではないが)無観客で実施されるエリートスポーツもそこに含まれる」と発表した。

 これにより、サッカーやラグビーやテニス、競馬などの有名スポーツは引き続き実施されることになった。

 サッカープレミアリーグは、今年3月から6月にかけての前回のロックダウン時には、シーズンが3か月にわたって中断した。

 男子テニスプロツアーのシーズン最終戦で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が出場するATPファイナルズ(ATP Finals 2020)も、11月15日から22日にロンドンのO2アリーナ(O2 Arena)で行われる。ATPも「英国首相の発表を受け、ATPファイナルズは予定通り無観客で開催する」と発表している。(c)AFP