【11月1日 AFP】20-21スペイン1部リーグは31日、第8節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は10人のアラベス(Alaves)と1-1で引き分け、チームはリーグ戦4試合未勝利で12位に低迷している。

 バルセロナは第2GKネト(Neto)のミスからルイス・リオハ(Luis Rioja)に先制点を許すと、相手のホタ(Jose Ignacio Peleteiro Ramallo 'Jota')が退場になった1分後にアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が同点ゴールを決めたが、数的有利でほぼ30分間を戦いながら逆転ゴールを挙げられなかった。

 これでバルセロナは、敗れたヘタフェ(Getafe CF)戦とレアル・マドリード(Real Madrid)戦、引き分けたセビージャFC(Sevilla FC)戦と合わせて4試合未勝利となっている。

 この結果、SDウエスカ(SD Huesca)に4-1で勝利したレアルとの勝ち点差は、消化が1試合少ない状況ではあるが8ポイント、同じくオサスナ(CA Osasuna)を3-1で下したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との差は同6に開いた。こちらもレアルより消化が1試合少ないアトレティコは、その分を勝利すれば首位に浮上する。

 レアルはエデン・アザール(Eden Hazard)がクラブでは1年以上ぶりとなるゴールを決めて先制すると、チームも底を脱したかのような快勝を収めた。

 昨年夏に1億ユーロ(約122億円)でイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から加入したアザールは、レアルではけがに泣かされる苦しい時期を過ごしてきたが、この試合ではスペインでの再出発のきっかけになりそうな強烈なミドルシュートを決めた。

 その後レアルはカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)のゴールで勝利を決定づけると、ウエスカのダビド・フェレイロ(David Ferreiro)に1点を返されたが、後半アディショナルタイムにはベンゼマがこの日自身2点目、チーム4点目となるゴールを決めて突き放した。(c)AFP/Thomas ALLNUTT