【10月31日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)元王者のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が、チームメートのアントニオ・ジョビナッツィ(Antonio Giovinazzi)と共に、来季も「第二の家族」と呼ぶアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)に残留することが決まった。

「アイスマン」のニックネームを持つ41歳のライコネンは、次がF1通算19シーズン目となり、今季自身が打ち立てた最多出走記録をさらに更新していくことになる。

 アルファロメオのシートの一つはフェラーリ(Ferrari)に決定権があり、フェラーリのリザーブドライバーである26歳のジョビナッツィは今季その能力を認められ、もう1シーズンを与えられることになった。

 アルファロメオの前身であるザウバー(Sauber)で2001年にF1デビューを果たし、フェラーリでの2期目をはさんで2019年から古巣に復帰しているライコネンは、チームは第二の家族のようだと話している。

「自分にとっては単なるチーム以上のもので、第二の家族みたいだ」「自分がF1デビューした2001年にいた顔がまだたくさんここにいる。このチームのユニークな雰囲気が、前に進み続ける格別なモチベーションを与えてくれている」

 今季のドライバーズ選手権では現在17位となっているライコネンは、来シーズンはジョビナッツィと一緒にギアを上げ、より多くのポイント獲得に挑みたいと付け加えている。(c)AFP