【10月30日 Xinhua News】中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)が28日発表した2020年第3四半期(7~9月)決算は、売上高が37・2%増の269億3千万元(1元=約16円)、純利益は67・8%減の8億5500万元だった。

 1~9月では、売上高が前年同期比15・4%増の741億2900万元だった一方、純利益は34・3%減の27億1200万元に落ち込んだ。営業キャッシュフローは33・2%増の38億7千万元。

 同社はイノベーションを基本方針に、研究開発に多額の投資を続け、第5世代移動通信システム(5G)時代の中で自社の競争力を支える中核優位性を強化している。1~9月の投資額は15・3%増の107億9千万元と、売上高の14・6%を占めた。9月末現在、世界で55件の5G商用契約を締結している。また、世界の通信キャリア90社超と5G分野における協力体制を構築し、500余りの産業パートナーと提携している。(c)Xinhua News/AFPBB News