【10月30日 Xinhua News】レジャーの多様化が進む中国で、「好きな時に好きな場所に行く」ドライブ旅行が盛り上がっている。データによると、国内旅行市場に占めるドライブ旅行の割合は2017年以降3年連続で60%を超え、ドライブ旅行がマスツーリズムの重要な選択肢となっている。

 北京市観光業界協会のドライブ旅行専門委員会がこのほど設立され、ドライブ旅行業界の関連規範・規格の制定などを軸に、ドライブ旅行サービスのレベル向上と業界の健全で秩序ある発展を促している。

 新型コロナウイルスの予防・抑制が常態化したことで、中国の消費者が旅行に対して安全性を求める傾向はいっそう鮮明になっている。こうした中、近距離と周辺のドライブ旅行が真っ先に活気を取り戻し、清明節やメーデー、端午の節句、中秋節、国慶節の連休中に「小さなピーク」を迎えた。

 中国観光研究院のデータによると、ドライブ旅行は今年の国慶節期間中の観光の第1選択肢となり、全国の高速道路の1日当たりの平均交通量は4860万8千台で、昨年同期の94・5%まで回復した。(c)Xinhua News/AFPBB News