【10月30日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)は29日、グループJ第2節が各地で行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はロイヤル・アントワープFC(Royal Antwerp FC)に0-1で敗れた。敵地でまさかの黒星を喫したトッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ハーフタイムに全選手を交代させたかったと述べた。

 パフォーマンスに活気が感じられなかったトッテナムは決定機を一つもつくれず、今夏レアル・マドリード(Real Madrid)からローンで復帰したギャレス・ベイル(Gareth Bale)も60分前にはベンチに下がった。

 冷遇されているデレ・アリ(Dele Alli)を交代させるなど、ハーフタイムに4枚のカードを切ったモウリーニョ監督は、序列の低い選手に今後多くのチャンスを与えないことを示唆した。

 アウェーでは7月以来となる黒星を喫したモウリーニョ監督は、「11人を交代させたかった。長い45分になるのを恐れたから、5人は代えなかった」とコメントした。

「ハーフタイムに状況を改善しようとしたが、十分ではなかった。後半は良くなったが、最終的にアントワープがふさわしい結果を手にした。良いチームが勝利し、悪いチームが負けた」

「今夜(から)、私の今後の選択は非常に容易なものになるだろう」

 PFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)を2-1で下した前週の第1節に続き、トッテナム相手にホームで金星を挙げたアントワープは、グループJの首位に立っている。

 アントワープが欧州カップ戦の本戦に出場するのは、UEFAカップ(UEFA Cup)1回戦でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に敗れた1994-95シーズン以来となる。

 グループHのACミラン(AC Milan)は、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が前半にPKを失敗したものの、スパルタ・プラハ(Sparta Prague)を3-0で下し、連勝を飾った。

 ブラヒム・ディアス(Brahim Diaz)とラファエル・レオン(Rafael Leao)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からローンで加入したディオゴ・ダロト(Diogo Dalot)にゴールが生まれたミランは、公式戦の無敗を23試合に伸ばした。

 グループH首位のミランは、2点をリードされながらもセルティック(Celtic)と2-2で引き分けた2位リール(Lille OSC)に2ポイント差をつけている。

 グループBのアーセナル(Arsenal)は、ホームでダンドークFC(Dundalk FC)に3-0で勝利。

 アイルランド1部のダンドークに41分間抑えられていたアーセナルだが、エディ・エンケティア(Eddie Nketiah)とジョー・ウィロック(Joe Willock)がゴールを挙げ2-0で折り返すと、後半にはニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)が華麗なシュートで追加点を挙げた。

 グループFの好調ナポリ(SSC Napoli)は、スペイン1部リーグで首位に立つレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を1-0で下し、第1節でAZアルクマール(AZ Alkmaar)に喫した黒星から立ち直った。

 グループGでは、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)がPKを決めたレスター・シティ(Leicester City)が敵地でAEKアテネ(AEK Athens)に2-1で勝利して連勝を飾り、グループIのビジャレアル(Villarreal CF)はパコ・アルカセル(Francisco ‘Paco’ Alcacer Garcia)が終盤に2得点を奪うなどし、カラバフFK(Qarabag FK)を3-1で下した。(c)AFP/Jed Court