パリ・マスターズが無観客開催に、仏ロックダウンを受け
発信地:パリ/フランス
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【10月30日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2020)の主催者は29日、今年の大会は予定通り来週に開幕するものの、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてフランス全土で再導入されることになったロックダウン(都市封鎖)の措置に従い、無観客での開催になると発表した。
同国テニス協会(FFT)は「仏政府による最新の発表と、10月30日から国内で新たなロックダウンが導入されることを受け、10月31日から11月8日までアコー・アリーナ(Accor Arena、通称ベルシー<Bercy Arena>)で行われるパリ・マスターズは無観客となる」と発表した。
FFTによれば、最善の開催方法を決定するため、パンデミック(世界的な大流行)が始まってから「フランス政府と絶えず連携して」取り組んできたという。
約2万人収容のベルシーで開催されるパリ・マスターズの賞金総額は、430万ユーロ(約5億3000万円)。今大会のシングルスでは、今月全仏オープン(French Open 2020)で13度目の優勝を果たした世界ランキング2位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が第1シードに入っている。
前年王者で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は今大会の出場を回避し、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2020)への参加を選んだ。
仮にナダルが今大会で初優勝を収めれば、マスターズ1000(ATP Masters 1000)最多36勝のジョコビッチに並ぶ。(c)AFP