【10月29日 AFP】アルジェリア大統領府は、側近に新型コロナウイルス感染が疑われたため自主隔離に入っていたアブデルマジド・テブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領(74)が28日、首都アルジェの病院からドイツの病院に移送されたと発表した。医師の助言に基づき、精密検査を受けるためだとしている。

 これに先立ち、大統領府と政府の複数の職員が新型コロナウイルスに感染したとの報道があり、政府関係者は24日、テブン氏が「自発的に」5日間の隔離生活に入ったと発表していた。

 テブン氏は愛煙家として知られ、27日にアルジェ市内の軍病院の「特別治療室」に入院。その際、大統領府は「健康状態は心配ない」と発表したが、詳細は明かしていなかった。(c)AFP