【10月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は28日、グループG第2節が各地で行われ、ユベントス(Juventus)はホームでFCバルセロナ(FC Barcelona)に0-2で敗れた。2週間前に行われた新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したユベントスのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は欠場したため、バルセロナに所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)との直接対決は実現しなかった。

 33歳のメッシは14分、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)の先制点をお膳立てすると、後半アディショナルタイムには自身でPKを決めて追加点をマークした。

 アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が3度にわたりネットを揺らすも、オフサイドの判定で全てがゴールと認められなかったユベントスは、メリヒ・デミラル(Merih Demiral)が2枚目のイエローカードを受け退場となったため、最後の5分は10人での戦いを強いられた。

 2連勝で勝ち点を6に伸ばしたバルセロナは同組の首位に立っており、ユベントスは3ポイントのままとなった。バルセロナの本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)での両チームの対戦は、12月8日に予定されている。

 同大会で歴代最多となる130得点をマークしている35歳のロナウドは、欠場に不満を募らせた。チャンピオンズリーグでは6度目となるメッシとの直接対決にロナウドが出場するには、試合の24時間前に陰性結果が出ていることが条件となっていた。

 バロンドール(Ballon d'Or)を5度受賞しているロナウドが2018年にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を退団してから、両者は同じピッチに立っていない。

 試合開始の数時間前、ロナウドはインスタグラム(Instagram)に「体調は良いし健康だ! フォルツァ(イタリア語で頑張れ)、ユーベ!」と投稿した。

 さらに、ロナウドは2億4100万人のフォロワーに向け、ウイルスの有無を判断するのに使用される綿棒を用いた検査について、コメント欄に「PCRはでたらめ」と記したが、後にこれを削除している。

 その後は、ユベントスのユニホームを着用し、自宅ジムのランニングマシンから飛び降りておなじみのゴールパフォーマンスを披露し、親指を上げるしぐさを見せてチームメートに「幸運を祈る」と話しかける様子を収めた映像もアップされた。

 ポルトガル代表に合流していたロナウドは、13日の検査で陽性反応が確認され、現在は伊トリノ(Turin)の自宅で自主隔離しており、伝えられるところによると18回陽性反応を示しているという。(c)AFP