【10月29日 Xinhua News】中国人力資源・社会保障部(人社部)がこのほど発表した2020年第3四半期(7~9月)の「人手不足」100職種ランキングによると、販売員、清掃員、飲食店店員、警備員、商品サービス担当者、家政員、顧客サービス担当者、不動産仲介、配達員、旋盤オペレーターが上位10位に入った。

 同部の盧愛紅(Lu Aihong)報道官はランキングについて、公共就業サービス機関102カ所で定点観測を行い、第3四半期の労働力市場での求人・求職などの情報を収集してまとめ、求人数が求職者数を上回る職種の上位100位を決めたと説明した。

 今回ランク入りした100職種の求人数は第2四半期比11・6%減、求職数は33・8%減となり、共に落ち込んだ。求人より求職者数の減少幅が大きく、人手不足数は第2四半期の74万6千人から82万4千人に拡大した。

 盧氏は「第2四半期の生産・活動再開に伴う需要増加が一服し、市場では需給が平常に戻り始めたが、人手不足の上位100職種では需給ひっ迫が続いていることが浮き彫りになった」と述べた。上位100職種のうち、生産・製造およびその関連、生産サービス・生活サービス関連が38職種、専門技術者関連が18職種を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News