【10月27日 AFP】アルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相の妻、アンナ・ハコビアン(Anna Hakobyan)夫人(42)は27日、隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)での軍事衝突が2か月目に突入する中、戦闘訓練への参加を開始したと発表した。

 フェイスブック(Facebook)上で訓練参加を発表した新聞編集者のアンナ夫人は、自身が所属する女性13人の部隊が「数日後、国境保護を支援するため出発する」と明かした上で、「われわれの母国と尊厳が敵に屈従することはない」と投稿した。

 アンナ夫人の戦闘訓練参加は2度目。8月にも、他のナゴルノカラバフの女性らと共に、武器の使用方法習得を含む7日間の訓練を受けていた。

 夫のパシニャン首相は先に、前線は「非常に深刻」な状況だとして、国民に戦闘参加を呼び掛けていた。夫妻の息子(20)も、志願兵として今月登録したという。(c)AFP