【10月28日 Xinhua News】米電気自動車(EV)メーカーのテスラ(Tesla)は26日、中国で生産したモデル3を27日に初めて欧州向けに輸出すると発表した。最初の7千台は11月末欧州に到着する予定で、同社は上海市臨港産業区にギガファクトリーを建設後、2年足らずで欧州輸出を実現した。

 海上輸送された車は、11月末にベルギーのゼーブルージュ港に到着した後、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、スイスなどの欧州諸国に運ばれる。

 上海市の陳寅(Chen Yin)常務副市長は、「テスラ上海ギガファクトリー中国製完成車欧州向け輸出式典」で、上海ギガファクトリーの週間生産能力は3500台から4千台で推移しており、9月末までに累計で8万5千台以上が生産され、工業生産額は216億元(1元=約16円)を超えると述べた。同社が年内に輸出する完成車や電池などは4億5千万ドル(1ドル=約105円)に達する見通し。

 テスラ大中華圏(グレーターチャイナ)の朱暁彤(Zhu Xiaotong)総裁によると、同社は今後、中国での生産と販売、アフターサービス、インフラ整備をより一層進めていくという。(c)Xinhua News/AFPBB News