【10月27日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)で23日、「人類が去るとき―現代の遺跡に見る自然の狂喜」をテーマにしたフランスの公益写真展が開幕した。中国とフランスが環境分野で協力を強化する「中仏環境月間」の特別イベントとして催された。

 フランスの著名写真家ジョナサン・ヒメネス氏の作品50点近くを展示。世界各地の現代建築が廃虚となった後、植物に侵食・支配され、やがて自然に返っていく過程を切り取っている。美しくも荒れ果てた描写から、人間と自然との調和の大切さに気付かされる作品となっている。

 フランスのSiv Leng CHHUOR駐広州総領事は開幕式であいさつし、今年、突如発生した世界的な公衆衛生上の危機は、われわれに世界の生態系の均衡と生物多様性を維持するために協力し合う必要があることを認識させたと指摘。自然と調和・共生する在り方を改めて考えさせられる写真展になることを希望すると語った。

 中仏環境月間は2014年に設けられて以来、両国間の環境保護分野を代表する取り組みとなっている。今年は10月17日から11月15日まで。(c)Xinhua News/AFPBB News