【10月26日 Xinhua News】中国の伝統的祝日で敬老の日に当たる重陽節(旧暦9月9日)の25日、上海市普陀区の玉仏禅寺(玉仏寺)は一連の敬老行事を行うと同時に、「覚群生命教育学院生命関懐(生命への思いやり)プロジェクト」を開始した。

 同市衛生健康委員会発表のデータによると、市内にある246の社区(コミュニティー)保健サービスセンター全てがホスピスケアのサービスを実施しており、昨年9月から今年8月までに、延べ1万1600人に関連サービスを提供したという。

 プロジェクト開始後、玉仏禅寺は市政府指定の病院と医科大学、大学医学部と共同で専門的研究を行うとともに、ボランティアを募って規格化したターミナルケアの研修を実施し、心理カウンセリングとターミナルケアを融合していくことを計画している。

 同寺住職の覚醒法師は「若者に対するこの分野の教育を強化することで、彼らは初めて心の底から生命教育(生命と人の生死の問題を直視する教育)の重要性を正しく理解でき、高齢者介護事業をより良く行うことができる」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News