【10月26日 AFP】20NFLは25日、第7週の試合が行われ、タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が通算タッチダウンパス数でドリュー・ブリーズ(Drew Brees)を上回り、歴代1位に立った。チームも45-20でラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)に快勝した。

 スーパーボウル(Super Bowl)制覇を6回経験しているブレイディは、この試合でタッチダウンパス4本、タッチダウンラン1本を成功させ、パス45回中33回成功で369ヤードを獲得し、インターセプトは一つもなかった。

 ブレイディはこれにより、通算タッチダウンパス数を559本に伸ばし、558本のブリーズを超えた。最後は残り約3分、試合を決定づける新人タイラー・ジョンソン(Tyler Johnson)への1ヤードのパスで記録を達成した。

 テネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)とピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)の無敗対決は、ベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)がディオンテー・ジョンソン(Diontae Johnson)に2本のタッチダウンパスを通し、27-24で競り勝ったスティーラーズに軍配が上がった。

 アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)はオーバータイムの末に37-34でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を撃破。ゼイン・ゴンザレス(Zane Gonzalez)が残り15秒で48ヤードの決勝フィールドゴール(FG)を決めた。

 カーディナルスにとっては、これが試合で初めてリードを奪った瞬間だった。対するシーホークスは今季初黒星を喫し、これで全勝を維持しているのはスティーラーズのみとなった。

 負傷者が続出しているダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)は、ワシントン・フットボールチーム(Washington Football Team)戦でさらに2番手QBアンディ・ダルトン(Andy Dalton)が脳振とうで途中交代を強いられ、状況が悪化した。試合にも3-25で大敗した。

 ダルトンは、右足首の複雑骨折で手術を強いられシーズン絶望となったQBダック・プレスコット(Dak Prescott)に代わって2試合目の先発を飾ったが、第3クオーターに滑り込んだ状態でジョン・ボスティック(Jon Bostic)の悪質なタックルを頭に受けた。ボスティックはこのプレーで退場になった。(c)AFP