【10月26日 AFP】女子テニス、オストラバ・オープン(J&T Banka Ostrava Open 2020)は25日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が第4シードの同胞ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)を6-2、6-2のストレートで下し、優勝を果たした。

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 世界12位のサバレンカは、女子ツアー史上初となるベラルーシ勢同士の決勝をわずか1時間8分で制し、新型コロナウイルスによる中断前に行われた2月のカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2020)以来となる今季2勝目を挙げた。

 一方、今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)準優勝者で元世界ランキング1位のアザレンカは、片頭痛に苦しむ中でメディカルタイムアウトを取り、コートを離れる場面もあった。

「きのうから調子が悪くなり、ひどい片頭痛に襲われた」と明かした31歳のアザレンカは、会場内の照明によって悪化したと付け加え、「自分の状態という面では棄権した方が良かったかもしれないけど、試合中にどうにかできないか模索し、体調が改善するか試したかった。だから自分への挑戦として受け止めた」と話した。

 優勝したサバレンカはその後、エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)と組んだダブルス決勝でもガブリエラ・ドンブロフスキ(Gabriela Dabrowski、カナダ)/ルイーザ・ステファニ(Luisa Stefani、ブラジル)組に6-1、6-3で勝利し、栄冠に輝いている。(c)AFP