【10月26日 AFP】男子テニス、ベット1ハルクス選手権(bett1HULKS Championships 2020)は25日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-2、6-1で第2シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に圧勝し、母国のケルン(Cologne)で2週連続の優勝を飾った。

 ズベレフはシュワルツマンとの過去3戦で2敗していたが、この日は手がつけられない強さで、わずか1時間11分で完勝。敗れたシュワルツマンも「きょうはアレクサンダーが何枚も上手だった。コートとの相性が完璧だった」と脱帽した。

 世界ランキングで7位につけるズベレフは、2週連続で開催された母国ドイツでのインドア大会をどちらも制し、トップシードにふさわしい戦いぶりを見せた。大会前は股関節の問題に悩まされていたが、期間中はそういったそぶりを全く見せず、8連勝を重ねた。

「2日前は大会を最後まで戦い抜けるか分からなかったが、今こうしてここにいる」と話したズベレフは、まだ全盛期を迎えてはいないと付け加え、「成長している段階だ。もうすぐ自分の最高のレベルに到達できると思う」と語った。

 今年は全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)で準優勝にも輝いているズベレフは、英ロンドンで来月行われるATPファイナルズ(ATP Finals 2020)に出場することになっており、2018年以来の最終戦制覇を狙う。(c)AFP