【10月26日 Xinhua News】中国国家航天局の月探査・宇宙計画センターはこのほど、月探査機「嫦娥(Chang'e)4号」着陸機と探査車「玉兔(Yutu)2号」が、月の日数で23日目の昼間活動を終え、夜間のスリープ(休眠)状態に入ったと発表した。

 月の昼と夜の長さは、それぞれ地球の14日間に相当する。夜間は太陽光エネルギーが不足するためスリープモードに切り替わる。嫦娥4号は24日時点で、地球の日数で660日を月の裏側で過ごし、玉兔2号は月面を565・9メートル移動した。

 玉兔2号は月での23日目、北西方向の玄武岩エリアと反射率の高い衝突クレーターエリアに向かって移動。途中で近赤外線分光計を使い直径約30センチの岩を検出した。送信されたデータは研究チームが分析を進めている。

 研究者らはまた、中性子線検出器で得られたデータを使い、月面放射線の系統的測定を初めて実施。学術誌「サイエンス・アドバンシス」に掲載された研究結果によると、月面の放射線濃度は非常に高く、国際宇宙ステーションの約2~3倍、航空旅客輸送の5~10倍、北京の地表の300倍に上る。今回の研究は、宇宙飛行士が月面で受ける放射線の予測や宇宙服の放射線防護対策の参考となる。(c)Xinhua News/AFPBB News