【10月25日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは24日、第6節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は下位で苦しむシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)から2-1の逆転勝ちを収めた。

 混戦模様のプレミアリーグではマンチェスター・シティ(Manchester City)が1-1でウェストハム(West Ham)と引き分けてまたもや勝ち点を取りこぼし、チェルシー(Chelsea)とスコアレスドローに終わったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はホームでの勝ち星がなく、15位に沈んでいる。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いる王者リバプールは守備の要ビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)を欠く中で、序盤にサンデル・ベルゲ(Sander Berge)にPKから先制点を許した。

 ハーフタイムを前にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が同点ゴールを挙げたリバプールは、モハメド・サラー(Mohamed Salah)の得点がオフサイドで取り消されたものの、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)のヘディングシュートで決勝点を挙げた。

 アンフィールド(Anfield)でのリーグ戦62試合無敗となったリバプールは勝ち点を13に伸ばし、1試合消化の少ない地元のライバル、エバートン(Everton)と並んでいる。

 この日行われた最初の一戦で敵地ロンドン・スタジアム(London Stadium)に乗り込んだシティは、期待外れの結果に終わってここ4試合での勝ち点は5にとどまっており、12位に沈んでいる。

 フェルナンジーニョ(Fernandinho)やアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)、ナタン・アケ(Nathan Ake)、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)をけがで欠くシティは、試合を支配しながらもトップギアを入れられず、ミカイル・アントニオ(Michail Antonio)に豪快なオーバーヘッドシュートで先制を許した。

 後半から投入されたフィル・フォーデン(Phil Foden)のゴールで追いついたシティだったが、ボールを持ちながらもそれを得点につなげられず、ウェストハムの守護神ルカシュ・ファビアンスキ(Lukasz Fabianski)の好セーブにも得点を阻まれた。

 エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)がユナイテッドでのデビューを飾ったチェルシーとのオールド・トラフォード(Old Trafford)での一戦は、土砂降りの中で痛み分けとなった。

 ユナイテッドはホームでの今季リーグ戦でクリスタルパレス(Crystal Palace)とトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に敗れ、その合計スコアは2-9となっていた。この日の結果、ユナイテッドは1972-73シーズン以来となる開幕3試合のホーム戦未勝利となった。(c)AFP/John WEAVER