【10月25日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)第12戦、テルエルGPは24日、MotoGPクラス予選が行われ、LCRホンダ・イデミツ(LCR Honda IDEMITSU)の中上貴晶(Takaaki Nakagami)が、最高峰クラスで自身初のポールポジションを獲得した。

 今週ホンダとの新契約を結んだ28歳の中上は、1分46秒882の最速ラップを記録。日本人のポールポジション獲得は、16年前に行われたバレンシアGPの玉田誠(Makoto Tamada)以来となった。

「信じられない気分」「ここまですべてがうまくいっている」と喜んだ中上は、「非常に誇らしく思うが、一番重要なのはあすだ」と語った。

 フリー走行で最速タイムを記録していたペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のフランコ・モルビデリ(Franco Morbidelli、イタリア)が0秒063差の2番手に続き、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)が3番手でフロントローに入った。

 一方、現在総合首位につけるスズキのジョアン・ミル(Joan Mir、スペイン)は予選12番手に終わっている。(c)AFP