【10月24日 AFP】イングランドラグビー協会(RFU)は23日、今週末に英トゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で予定されていた同代表とバーバリアンズ(Barbarians)との試合について、バーバリアンズの選手が新型コロナウイルスの感染防止規則に再び違反したことが調査で発覚したとして、中止すると発表した。

 日程が変更になっていた秋のテストマッチを控え、イングランドにとっては前哨戦となるはずだった試合を取りやめたRFUは、先日公表された21日のケースに続き、バーバリアンズの選手がまたしても新型コロナウイルスを防ぐための規則を破ったことが調査で判明したと説明した。

 1度目の違反では、元イングランド代表キャプテンのクリス・ロブショウ(Chris Robshaw)を含む12人が、21日に夕食を取るためにチームが滞在していたホテルを抜け出していた。

 イングランドにとっては次週イタリア・ローマで臨むシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)に向けた練習試合として計画されていた24日の試合を前に、バーバリアンズは戦力が抜けた穴を埋めようとしているところだった。しかし、2度目の違反が明るみに出たことにより、RFUは試合を中止するしか選択肢はなくなったと述べた。

 イングランドを率いるエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、23日に代表メンバーを発表する予定だったが、実戦練習なしにイタリアへ向かわなければならなくなった。アズーリ(Azzurri、イタリア代表の愛称)は今週末のシックスネーションズ第4節で、アイルランドと対戦することになっている。(c)AFP/Julian Guyer