【10月23日 AFP】ケイト・ルビンズ(Kate Rubin)さんは、少なくとも列には加わらずにすんだ。

 米宇宙飛行士のルビンズさんは22日、地球から408キロ離れた国際宇宙ステーション(ISS)から大統領選に投票をした。

「ISSから。今日、投票した」。先週から6か月に及ぶISSでの任務を開始したばかりのルビンズさんは、米航空宇宙局(NASA)のツイッター(Twitter)にこう投稿した。無重力状態で金髪が浮かび上がっているルビンズさんが、「ISS投票ブース」と書かれた紙が張られた白い囲いの前に立つ画像が添えられていた。

 ルビンズさんとNASAは、これは一種の不在者投票だと説明している。

 セキュリティーが確保された電子投票用紙は、NASAのジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center)があるテキサス州ヒューストン(Houston)ハリス郡(Harris County)の書記官事務所が交付したもので、電子メールでISSに送られた。

 ルビンズさんがメールに記入した用紙は地上に返信され、郡の事務所に戻される。

 ルビンズさんは2016年の大統領選の時にもISSから投票をしており、一連の手続きにはなじみがある。米国では1997年に宇宙からの投票が合法化された。(c)AFP