【10月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(Zozo Championship 2020)は22日、米カリフォルニア州サウザンドオークス(Thousand Oaks)のシャーウッド・カントリークラブ(Sherwood Country Club、パー72)で開幕し、コロンビアのスター選手であるセバスチャン・ムニョス(Sebastian Munoz)が8アンダー「64」で首位発進した一方で、前回覇者のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は4オーバー「76」に沈んで77人中75位タイと出遅れた。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で会場が日本から変更になる中、27歳のムニョスは初日のラウンドで2イーグル、8バーディー、5パー、2ボギー、1ダブルボギーという出入りの激しいゴルフながらもリーダーボードのトップに立った。

 2位タイにはタイレル・ハットン(Tyrrell Hatton、イングランド)とジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が7アンダーでつけている。

 一方、メジャー通算15勝を誇り、来月の第84回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2020)で連覇を目指しているウッズは、かつて自身のチャリティー大会を開催したこともある同コースでプレーした過去45ラウンドで自己ワーストをさらに2打下回るスコアを記録し、ラウンド後にはメディアの取材に応じなかった。

 今大会ではカットラインがない中、前人未踏のツアー通算83勝を目指していたウッズだが、パー5のホールで自己ワーストに並ぶプレーを見せると、パー4の14番では約26.5メートルのロングパットを決めたものの、後半に1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーと三つスコアを落としてしまった。

 メジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)も7バーディー、4ボギーに加えて18番などで2ダブルボギーを喫し、多くの選手がロースコアやバーディーを記録して盛り上がる中で、怒りでクラブをへし折る場面があった。

 日本勢トップには、星野陸也(Rikuya Hoshino)と小平智(Satoshi Kodaira)が4アンダー「68」の17位タイに並んでいる。(c)AFP