【10月23日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)とケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)は22日、今季限りでチームを離脱すると発表した。ハースのギュンター・シュタイナー(Guenther Steiner)チーム代表は、新たに2人のルーキーを起用することになるかもしれないと述べたが、後任のドライバーについては時間をかけて決めるという。

 第12戦ポルトガルGP(Portuguese Grand Prix 2020)を週末に控えているシュタイナー代表は、グロージャンとマグヌッセンが自身のSNSでハースからの離脱を発表した後、契約満了について両ドライバーには前週に伝えたと明かした。

 また、決断は「2、3週間前」に下され、両ドライバーとも「かなり理解があった」という。

 シュタイナー代表は、新しいドライバーの顔ぶれについて何も決断は下しておらず、7度の年間優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子で21歳のミック(Mick Schumacher)と、ニキータ・マゼピン(Nikita Mazepin)の両ルーキーが候補の筆頭であるという意見についてコメントしないと続けた。

 しかし商業的な後ろ盾がある両者について、それは魅力的な要素だとシュタイナー代表は認めた。

「才能は絶対に必要だ、お金だけではない。才能は非常に大切でより重要だが、お金を持ち込んでくるスポンサーシップがあるドライバーもいる。だからわれわれはあらゆる選択肢に目を向けている」

 ハースが経験あるドライバーを検討するなら、地元メキシコでのファン層と支持が魅力的な材料になるであろうセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)か、「スーパーサブ」ことニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)のどちらかも選択肢になるかもしれない。(c)AFP