【10月23日 AFP】米上院司法委員会は22日、連邦最高裁判所判事に保守派のエイミー・コニー・バレット(Amy Coney Barrett)氏を指名したドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による人事案を承認した。野党・民主党は、大統領選挙の投票日が11月3日に迫っていることから、承認の投票をボイコットした。

 民主党委員は全員が投票を棄権し、人事案は全会一致で承認された。人事案は週明けの26日、上院本会議で可決される見通しで、最高裁の構成は保守派に大きく傾くことになる。

 民主党議員らは21日、今回の承認手続きを「いかさま」と非難。大統領選の直前には最高裁人事の採決は行わないとの約束を共和党が破ったと批判した。

 上院の議席は53対47で共和党が過半数を握っており、共和党から2議員が採決に反対したとしても、本会議での承認はほぼ確実となる。(c)AFP