【10月22日 CGTN Japanese】中国南部の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)欽州市(Qinzhou)犀麗湾では、19日午後2時頃、海岸に打ち上げられた一頭のイルカが、地元の漁師たちに発見されました。漁師たちは直ちに動物保護当局に連絡して、イルカの避難所を掘って、皮膚に海水をかけて湿らせました。その後、布の上に移動させて、海に戻しました。

 ところが、救出されたイルカは漁師の周りに長く留まり、海に向かって泳ごうとしませんでした。漁師たちは、イルカが再び立ち往生することを恐れて、4時間以上も海の中で見守り続けていました。

 専門家によりますと、今回座礁したイルカは、国家2級保護動物のバンドウイルカで、体重は約110キロあります。普段は主に黄海や渤海などの温帯海域に生息していますが、南の広西の海域で見つかるのは比較的稀でした。(c)CGTN Japanese/AFPBB News